月luna~眠れる王子と最後のキスを・・・~
「今日は学校に行って美香ちゃんの話を聞く。」
話を聞いても美香ちゃんの考えが分からないかもしれない・・・。
「それでも聞いて理解しようと努力する。」
「話を全部聞き終わったらこの前のことを謝る。」
「それで自分の思ってることを押し付けないで、伝わるように話す。」
一つずつ口に出して確認して、家から出た・・・。
学校に向かってる間何回も家に戻ろうとしたけど結局学校に着いてしまった・・・。
いつもどうり学校に着いた私は、下校時間まで普通に一日を過ごした・・・。
下校時間になると、学校の近くにある喫茶店に美香ちゃんを誘った。
行くか迷ってたみたいだったけど、美香ちゃんは一緒に来てくれた・・・。
喫茶店に着くと二人とも冷たい紅茶を頼んで、もう一回店員さんがくるまで何も喋らなかった。