先生と生徒

「…以上、帰ってよし！！」


帰りのＨＲ。
やっと放課後。

あ、でも今日は一人で帰らないといけないんだった……


「んじゃーね♪マキ、お先にーっ♪」

幸せそうに教室を後にした華を見て、私も彼氏欲しいな…なんて気持ちになった。

そんな時あの時の告白をしてくれた…

あ、和也くん…だっけ。
本当に本気なのだろうか。

一つの疑問を抱えたまま一人で下駄箱に向かう。

そんな時。


「あっの！！」

「ん…？」

振り返るとこの前の彼。


「…この間はいきなりごめん、

でも、本気…だから。」


「え…、」


彼の目を見ると真剣そのものの表情だった。

そんな中でフトした疑問。