先生と生徒
"恋"に───…
「まぁ、連休明けからはビシバシやるからな!」
「…え゙、遠慮します」
「そんな遠慮すんな?プリント、大量にやるから!」
「……先生の意地悪」
「意地悪上等♪」
この時間が止まればいいと思った。
この時間だけでも、先生の瞳には1人の女として映りたかった。
けれど所詮、"先生"と"生徒"。
結ばれることのない宿命。
そして、離すことの出来ない、先生の家族の存在。
でも、この時間だけ。
今の時間だけ。
ただの"男"と"女"でいたい─…
そんな私の願いを見ていた人が、いた…。