先生と生徒
シャー…
流れる水に、浴槽に。
ここが自分の家ではないことがはっきりとしてくる。
何回も遊びに来てはいるものの、泊まるということは初めて。
無駄に、緊張する。
「マキー?」
戸の向こう側から声がする。
「何ー?」
「制服はここ、掛けとくし、下着とかは洗濯機入れといて、回してな。
着替えは…これで我慢して、な?」
「ありがとー…」
お礼を言って、またシャワーを浴びる。
……何しに来たんだろ。
勉強するはずなのに、ただ、泊まりに来たみたいじゃないっ?
そんな変な疑問を抱きつつ、風呂場を出て、和也の用意してくれた服を着る。
…大きい…
って、言うか。
…パンツがでかい…
てか、これ…
や、考えるのはよそう。
そう思い、和也の部屋に向かった。