先生と生徒


「啓太、行くぞ!」



皆ご飯も食べ終わり、洗い物も済ませ、準備も整ったので学校へ行く。


啓太は小学生だから、集合してから行かなくてはいけないため、時間がない。


和也と私は準備OKだが、啓太がまだのため、和也が玄関先から叫んでいる。



「今行くー!」


啓太の声が聞こえ、ダッダッダッと足音も聞こえて来た。


「っし、行くか」


啓太の準備も出来たので、皆で家を出た。



自分がこんな風に朝を迎えたことはなかった。

隣では笑顔の和也がいて、元気な啓太がいる。


すごく幸せな朝。
いつもとは違う朝。



「んじゃ啓太、またね」


啓太の集まるところに着いて、啓太とはお別れした。


「マキ、バイバーイっ」


元気な啓太の後ろ姿を見ながら。
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