先生と生徒
「俺らも行くか」
「そだねっ」
啓太を見送り、私たちも学校へ行く。
もちろん、手を繋いで。
「ね、和也っ」
「んー?」
「今日も家行っていい?」
「いーよ?なんなら、今日も泊まってく?」
「迷惑にならないなら」
「なら、今日は一旦家帰ってから来れば?」
「んじゃ、そうすんねっ」
「マッキーっ!おはようー♪」
和也と話していると、いきなり押された背中。
「っわ!華ーっ?!おはよう」
「朝からお熱いねー♪」
繋がれたままの手を見ながら、ニヤニヤとする華。
「華だってそうじゃん!」
と、華の2、3歩後ろにいる良くんを見ながら言う。
「ま、マキには負けるけどっ♪」
「おーい、華!俺を置いてくんじゃねぇっ」