先生と生徒
「これからどうする?」
店を出て、和也が聞いてくる。
「うーん…」
どこでもいい、なんて言えないしな…
「…俺の家、来る?」
「…いいの?」
「んー、多分誰もいないはずだから」
「そっか、」
そうなら、行こうかな…
実を言うとそんなに遊びたいわけでもない。
遊ぶなら友達と!なんて勝手に決めてたから、和也の思ってもない発言に少し驚きながらも和也の家に向かう。
「マキは兄弟っている?」
「…一人っ子」
「あ、悪い…」
「そんなに気にしなくてもいいよ?
和也は兄弟いる?」
「生意気な弟が一人」
「へー♪」
多分和也にそっくりなんだろうなー…
「今、よからぬ想像してない?」