先生と生徒

「えー？」


「だって、この前告白されてたじゃん！

確か……隣のクラスの…、てか、良と同じクラスの…和也(ｶｽﾞﾔ)くん！」


「そういや…そうだっけ、」


先週の金曜日の放課後、いつものように華と遊んで帰ろうとしていた時、

『あのっ…！』

『何？』

誰だっけ……

『ずっと、好きでした。』

『っは？何冗談なら他行ってね？』

『っ！本気です…』


告白されたっけ……

「なんて返事したんだっけ？」

「……返事する前にアンタが連れ出したんじゃん。」


『マキ！何してんの！！早くしないと店、閉まっちゃうでしょ！？』


「…そうだっけー♪？

ま、何せよ…考えてみたら？」


「…誰かも知らないヤツと付き合うの？」