先生と生徒
「んじゃ夜、俺の家来ない?」
「いいの?」
「もちろん♪」
「電話するね?」
「了解♪頑張れよ?」
「うん♪」
授業も全て終わり、放課後。
今日も居残りだと和也に伝え、約束をした。
…今日は啓太の相手でもしようかな?
ルンルン気分で教室に行くが、待っていたのは憂鬱な気分。
「酒井、やっと来たか。
んじゃ。今日のプリント♪」
そう言う内藤先生の笑顔はやっぱろ悪魔の微笑み。
「…あ、職員室寄って来てもいいですか?」
「ん?何か用事?」
「あのハ…じゃなくて、ちょっと呼ばれているので…」
ハゲって言いそうになった!
気、気をつけよう…っ
「早く戻って来いよー」
内藤先生の了承の声を聞いて職員室へと急いだ。
英語、内藤先生だったら良かったのにな…
なんて思いながら廊下を急いだ。