クール王子にひとめぼれ★
「こういう事、全校女子の目の前でするから。」
花澤くんは、グイッとあたしを引っ張り、さっきよりも顔を近づけた。
もう少しでキスしそうなぐらいに…
や、やばい!!!!!
「わ…わかりました!!入ります!!」
これ以上、顔近づけるのはやめれー!!
さすがにこういう事を、全校女子の目の前でやるなんて…恐くて耐えられません!
「よし。じゃあもう行かないとね。遅刻寸前だし。」
え…!?
あたしは、恐る恐る駅の時計を見る…。
「時間ヤバいよー!!!」
ダッシュで、学校に向かった。