ツンデレちゃん
ゃ
、いや、正確には出て行こうとした。
が。
ぎゅーっ
美和が後ろから抱きついてきた。
俺の頭はパニック。
なんで?
「どっして…そ、んな事言う…の?
私っ、いつ康…弥のこと嫌いって言っ…た?
大好き…なっんだよ…?
康弥はっ…、私のこと、嫌…いになったの?」
泣きながら必死にいう美和。
嫌いになるわけあるか。
本当にお前のことが好きなんだよ…。
ちょっと落ち着いて美和が言う。
「私がいつも素直じゃないから?
ごめんなさい…。
ほかの人だと普通なんだけど。
康弥の前だとドキドキしすぎて、どうしてもあんな態度とっちゃう。
でも!!本当に大好きなの、大好っ……」
美和の唇をふさいだ。
美和が空気を求めて口をあけた隙に、舌を入れる。
「んぁ…康、弥…、ぁっ」
美和の甘い声が漏れる。