BEST―FRIEND
第2章 夜景
あれから、半年が過ぎた…
彼は以前と変わらず、メールをしてくれるようになり
『飯行くぞ!』と誘ってくれるようにもなった。
でも、それは友達として、遊んだり…友達として、ご飯を食べに行くだけの事で…
結局、恋人になれない関係が私にはもどかしく感じた。
もちろん二人でいれるだけで幸せなんだって、わかってても、俊樹に『好きだ』って
言われない事や、どんなに彼を愛しても彼女になれない事が、こんなに辛い事だと知らなかった。
夜、彼の部屋で過ごせる時間もすごく幸せだったはずなのに……
慣れって怖いよね。人をわがままにさせる。
『ねぇ…… 優。 話聞いてる??』
『えっ??あっ…ゴメン。考え事してて…』
『急にボ‐ッとするから心配しちゃうよ。疲れてんじゃないの??もう遅いし
家に帰るか……?』
『大丈夫だよ(苦笑)ありがとう…俊樹は優しいね。なんか、私たちの事、考えてたら辛く…なって……』
自分の感情が押さえられなくなって涙が出てきた……
『えっ…急にどした??何、泣いてんの…やっぱ体調悪いのか?』
慌てて、顔を覗き込んで心配してくれる彼の優しさが、かえって私の胸を締め付けた。
『ゴメン……ね…体調じゃ…なくて、自分の問題で…』
『優の問題??』
『俊樹・・お願いがあるの。ドライブに連れてって………』
『えっ?今から?』
黙ってうなずくと…
『夜景みたいの?』
『うん』
『ったく、しょうがないな…少しだけだぞ』
コ−トを羽織り支度をすると、玄関の鍵を閉め、私たちは車に乗り込んだ。
彼は以前と変わらず、メールをしてくれるようになり
『飯行くぞ!』と誘ってくれるようにもなった。
でも、それは友達として、遊んだり…友達として、ご飯を食べに行くだけの事で…
結局、恋人になれない関係が私にはもどかしく感じた。
もちろん二人でいれるだけで幸せなんだって、わかってても、俊樹に『好きだ』って
言われない事や、どんなに彼を愛しても彼女になれない事が、こんなに辛い事だと知らなかった。
夜、彼の部屋で過ごせる時間もすごく幸せだったはずなのに……
慣れって怖いよね。人をわがままにさせる。
『ねぇ…… 優。 話聞いてる??』
『えっ??あっ…ゴメン。考え事してて…』
『急にボ‐ッとするから心配しちゃうよ。疲れてんじゃないの??もう遅いし
家に帰るか……?』
『大丈夫だよ(苦笑)ありがとう…俊樹は優しいね。なんか、私たちの事、考えてたら辛く…なって……』
自分の感情が押さえられなくなって涙が出てきた……
『えっ…急にどした??何、泣いてんの…やっぱ体調悪いのか?』
慌てて、顔を覗き込んで心配してくれる彼の優しさが、かえって私の胸を締め付けた。
『ゴメン……ね…体調じゃ…なくて、自分の問題で…』
『優の問題??』
『俊樹・・お願いがあるの。ドライブに連れてって………』
『えっ?今から?』
黙ってうなずくと…
『夜景みたいの?』
『うん』
『ったく、しょうがないな…少しだけだぞ』
コ−トを羽織り支度をすると、玄関の鍵を閉め、私たちは車に乗り込んだ。