ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
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「よし。できた…」
30分程でようやくできたお粥といつでも食べられるように作り置きした野菜スープ。
ぎこちない手つきで食器棚を開けて良さそうな器を探すあたしの視界に飛び込んできたのは
またしても先生に不釣り合いな可愛いピンクの器。
その器が見えないように、他の棚を探してもところどころに出てくるピンクの器に
あたしはとてつもなく泣きたくなって、器をワザと視界の端っこにおいやって、近くにあった良さそうな器を手にとり、素早く棚の扉を閉めた。
「あたしって…バカみたい…」
どこまであたしはバカなんだろう?
先生があたしに振り向いてくれるはずないのに。
なに、お姉ちゃんの真似事みたいなことしてんのよ…?
自分が惨め過ぎて泣けてくるよ…バカ…。