ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
とにかく、もう一刻も早くこの部屋から出るんだ。
今からすぐに先生にお粥を食べさせて薬を飲ませて帰ろう。
これ以上…惨めにならないうちに。
お盆にお粥が入ってる器とお水と買ってきた薬を載せて、遠慮気味に先生の寝室のドアを開けた。
「先生…?起きてる…?」
声をかけたが先生の返事はなかった。
やはり寝ているのだろう。
ゆっくりとシングルベッドで寝ている先生に近づく。
赤い顔で息苦しく寝ている先生。
胸がギュッと締め付けられた。