ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
第3章
罪と罰
それは初めての…触れるだけのキス。
自分の唇が先生の唇に触れた瞬間。なぜだか涙がこぼれ落ちた。
胸がキュッと締め付けられて
ドキドキがさっきよりもウルサイ…。
ゆっくりと唇を放して、先生の顔を見た。
瞼を閉じて寝息を立てている先生。
よかった。気づかれてないみたい。
“反則”
頭の中にそんな二文字が思い浮かんだ。
先生が寝ているのをいいことにキスしたあたしはズルイよね。
けど…それだけ先生のことが好き。
大好き。
先生にキスしたこと、後悔なんてしない。
絶対にしないって…そう思ってたのに…。