ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~

「へぇ…久しぶりに会ったら前より可愛くなってんじゃん」


「だなぁ…。あん時は邪魔が入ったしなぁ。きょうこそは楽しもうか」



不気味な笑みと、近づいてくる2人の男。



誰かに助けてほしくて、辺りをキョロキョロと見渡した。


住宅街から離れた街頭が1つあるだけの人気のない空き地。


ここは一体どこ!?闇雲に走りすぎたせいで、ここがどこだか全く分からない。


“誰か助けて!!”



そう叫びたいのに声が出ない。



地面を這いつくばって必死に逃げた。

けど…



「つかまえたぁ~」


ガシッと掴まれた腕。街頭に照らされた不気味な笑み。


背筋が凍りついて息ができない。




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