ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
「イタッ…!やだ…放して!」


ちからいっぱい振り払おうと腕をブンブン振り回しても、聡くんはあたしの腕を掴んだまま放してくれない。


「放して!はなしてよう‼」


泣きながらグチャグチャな顔で、もう片方の手で聡くんの胸を何度も叩いた。


「はなして…よ…。もう、ほうっておいてよ…」

変らず泣きながら聡くんの胸を叩くあたしの手を掴む聡くん。
「そんなの、できねぇよ」と呟くとグイッとあたしの体を引き寄せ抱きしめた。





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