ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
聡くんが、あたしのことを好きだなんて…。

「そんなに驚いた?」


よほど驚いた顔をしていたのだろう。
聡くんが、静かな声でそう言ったので、あたしは小さくコクリとうなづいた。


「そっか。全く、気づいてなかったんだ。俺の気持ち」


そう言われて頷くと「そっかぁ…」と哀しげな笑顔を見せた。


その笑顔が本当に哀しげで、切なくて、あたしは思わず「ごめんね」と頭を下げた。


「別に、謝られても、余計悲しくなるだけだから。そんな謝るなよ」


再び見せられた哀しげな笑顔に言葉が見つからなかった。


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