ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
「あたし、帰るね」
そう言って立ち上がるあたしの腕を何も言わずに掴む聡くん。
「聡くん…?」
「俺じゃ、ダメか?」
そう俯きながら言った聡くんの手が、より一層あたしの腕をギュッと握りしめるとグイッと体を引き寄せられ痛いぐらいに抱きしめられた。
「イタイよ…聡くん」
聡くんから抱きしめられた体が熱い。
「聡くん…はなして…イタイよ」
「俺が、アイツのこと忘れさせてやる」
抱き締められたまま耳元で囁かれた。その言葉は、あたしの胸をギュッと掴んで放さない。
「……いいの?あたし…聡くんのこと…利用しちゃうよ…?」
あの人を忘れる為に…あたし…最低なことしようとしてるんだよ?
本当にいいの?と、顔を上げてジッと聡くんの瞳を見つめると「いいよ」の返事の代わりに唇そっと塞がれた。
あたしはそのキスを受け入れて、静かに瞼を閉じると
頬を一筋の涙が濡らしていた。
そう言って立ち上がるあたしの腕を何も言わずに掴む聡くん。
「聡くん…?」
「俺じゃ、ダメか?」
そう俯きながら言った聡くんの手が、より一層あたしの腕をギュッと握りしめるとグイッと体を引き寄せられ痛いぐらいに抱きしめられた。
「イタイよ…聡くん」
聡くんから抱きしめられた体が熱い。
「聡くん…はなして…イタイよ」
「俺が、アイツのこと忘れさせてやる」
抱き締められたまま耳元で囁かれた。その言葉は、あたしの胸をギュッと掴んで放さない。
「……いいの?あたし…聡くんのこと…利用しちゃうよ…?」
あの人を忘れる為に…あたし…最低なことしようとしてるんだよ?
本当にいいの?と、顔を上げてジッと聡くんの瞳を見つめると「いいよ」の返事の代わりに唇そっと塞がれた。
あたしはそのキスを受け入れて、静かに瞼を閉じると
頬を一筋の涙が濡らしていた。