ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
言葉を無くしたままのあたしに、ゆっくりと近づいてくる聡くん。


あたしは、思わず後ずさりして身構えた。


ここにいろって、どういうこと?このまま、この部屋に泊まれってことなの?


聡くんの考えが分からないまま気づかないうちに身構えていたら「そんな顔するなよ。お姉ちゃんと会いたくないだろ?」俺に甘えろと、あたしの頭を軽くポンと叩いた。


「聡くん…?」


「そんな、身構えるなよ。大丈夫、なんもしねぇよ」


ふっと微笑む聡くんに、ドキンと胸が高鳴った。




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