ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
その後も、あたし達はお笑い番組を見ながら代わらずたくさん笑った。


笑いすぎて疲れたのか、あたしはいつしか睡魔に襲われ、いつのまにか、そのままテーブルに突っ伏して眠ってしまっていて


気づいたら、頭の下に柔らかなクッションを敷いて体には毛布が掛けられていた。


これって、聡くんが…?だけど、隣に聡くんの姿がなかった。どこにいるのだろう?


豆電球だけがついている部屋の中。体を起こして辺りをキョロキョロ見渡してみると、あたしから離れた部屋の片隅で何も毛布を被らないまま、体を丸めて眠っている彼の姿があった。


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