ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
由季が言うとおり、あたしは、聡くんのことが好き。


多分、自分で思ってる以上に好きになってる。


どうなの?と聞かれて、あたしは顔を赤くして言った。


「好きだよ。聡くんのこと」

やっぱりと二カッと笑う由季に気持ち伝えたらと言われたけど


あたしは、首を縦に振らなかった。


「どうして?好きなんでしょう?」


「好きだよ。けど、いいのかな?」


「なにが?」


「だって、つい最近まで、先生のこと好きだったんだよ。それなのに…こんなに早く他の人好きになっていいのかな?って…」


そう言い終えると、バカねと突然頭をペチンと叩かれた。

痛いと文句を言うと恵里佳がバカだからと逆に怒られた。


「そんなの、気にしてどうするの?好きになったなら、なったでいいじゃない。素直になりなよ。恵里佳」


真っ直ぐに瞳を見られて言われた言葉に涙が出そうだった。


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