ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
そして、この日の放課後。あたしのところに真っ先にやってきた由希は「ガンバ」と含み笑いをして、またねと教室を出て行った。


由希の「ガンバ」は、きっと聡くんへの告白。


途端に真っ赤になった顔。元に戻るように手で仰いでいたら、聡くんが帰ろうと声を掛けてきた。


うん。と、返事をするあたしの顔を見て、顔真っ赤だぞと言われて熱でもあるのか?とおでこに触れた。


途端に耳まで赤くなった。


「な、なんでもない。帰ろう」と聡くんから離れるように先に教室を出た。変なヤツって首を傾げながら待てよと隣に並んで歩く聡くん。

あたしのドキドキは増すばかりです。





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