ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
「えりか?いま、なんて?言った?」

よく聞こえなかったからもう一度言ってと言われて頭は真っ白状態。


「うそっ!聞いてなかったの⁉」

「うん、聞いてなかった」


ごめんなと苦笑いする聡くんから離れて、そんなのないよと、離れた時だった。


チュッて、唇に軽く触れるだけのキス。

余りの突然のキスに、何が起きたか一瞬
分からなかった。

けど、あたしを見る聡くんの顔が真っ赤で。


「言うの遅すぎだ」と照れ臭く笑う顔にキスされたことと、聡くんがあたしの告白をちゃんと聞いていたことを同時に理解した。








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