ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
聡くんへの気持ちで胸がいっぱいで、大好きなアイスなのに、なかなか喉を通らない。



「どうした?なんか、さっきから元気ないけど、具合、悪くなった?」



心配そうに、あたしの顔を覗き込むように見つめる聡くんの視線から顔をそらした。



「どうしたんだよ?なんか、怒ってる?」


思いっきり、首をブンブン横に振った。


「じゃあ、なに?」


教えてよと、あたしの口元に耳を寄せた。

「だって…」

「だって?」


「だって、好きすぎて苦しくて、キスしたくなっちゃったんだもん」


言ってしまった。恥ずかしい。




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