ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
それって…それって…あぁいう事?


抱きたいって…それって…。



その言葉の意味を理解した瞬間、ブワッと体中が真っ赤になった。


恥ずかしくて俯いていたら


「ごめん。忘れて、気にしないで、行こう」と、あたしの手を握って歩き出した。


あたしは、動かなかった。


「ごめん、変なこと言っちまったな。あぁ、忘れろ、気にするな」


少し慌てるように言葉を並べる聡くんの手を両手でギュッと握った。

「恵里佳?」


「あたしも…」


「うん?」



「あたしも、同じ気持ち…だよ」


真っ赤な顔で見つめて言った。


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