ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
えっ?と、驚いた瞳であたしを見つめると「いいの?」と手をギュッとした。


「うん」と頷くと、聡くんは照れた顔で自分の前髪をワシャワシャすると、何も言わず、そっとあたしの手を引くと歩き出した。



お互い黙ったままバスに乗り、揺られながら向かった場所は聡くんの部屋。



お互いなんだか緊張して、向かい合ったまま。


どうしよう。勢いに任せてここまで来ちゃったけど、どうしたらいいか正直分からない。


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