ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
お姉ちゃんの披露宴が終わったあと、あたしは、聡くんの部屋に行くことにした。
ただ、深い意味はなくて、一緒にいたかったから。
聡くんのアパートへ行く途中、何度も頭の中で幸せそうなお姉ちゃん達の姿が浮かんだ。
凄く、素敵な式で、あたしも早く結婚式挙げたいなって思ってしまうほど。
そして、その時、あたしには、彼がいてほしい。
ぼんやりだけど、そんなことを想いながら隣りで「いい結婚式だったな」と笑う聡くんの顔を見つめた。
あたしの視線に気づいた聡くんが、どうした?と少し顔を近づける。
トクントクンと波打つ鼓動。
キスしたい。そう思っていたら、聡くんの唇がキュとあたしの唇に重なった。
道端で、誰もいないのを見計らった触れるだけの優しいキス。
いつもなら、それだけで充分幸せなのに。
もう、物足りなくなっていた。
「聡くん、あたし…」
もっとキスがしたいよと、言おうとしたときだった。
聡くんの視線がある場所を驚いた表情で凝視していたのに気づいた。
気になって見てみたら、そこに、知らない綺麗な女の人が、瞳をうるわせて聡くんを見ていた。
ただ、深い意味はなくて、一緒にいたかったから。
聡くんのアパートへ行く途中、何度も頭の中で幸せそうなお姉ちゃん達の姿が浮かんだ。
凄く、素敵な式で、あたしも早く結婚式挙げたいなって思ってしまうほど。
そして、その時、あたしには、彼がいてほしい。
ぼんやりだけど、そんなことを想いながら隣りで「いい結婚式だったな」と笑う聡くんの顔を見つめた。
あたしの視線に気づいた聡くんが、どうした?と少し顔を近づける。
トクントクンと波打つ鼓動。
キスしたい。そう思っていたら、聡くんの唇がキュとあたしの唇に重なった。
道端で、誰もいないのを見計らった触れるだけの優しいキス。
いつもなら、それだけで充分幸せなのに。
もう、物足りなくなっていた。
「聡くん、あたし…」
もっとキスがしたいよと、言おうとしたときだった。
聡くんの視線がある場所を驚いた表情で凝視していたのに気づいた。
気になって見てみたら、そこに、知らない綺麗な女の人が、瞳をうるわせて聡くんを見ていた。