ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
この日から、一週間が過ぎた。


その間、あたしは聡くんを避けていた。


聡くんは、何度かあたしに声をかけようとしたけど、あたしは、避け続けた。


ケータイにも、出なかった。


その日の夜、新婚旅行に行っていたお姉ちゃんが、家にお土産を持って遊びにきた。


もちろん、先生も一緒に。


みんなで、お鍋を囲んでの楽しい夕食。なんだけど、あたしは、全然楽しい気分にはなれなかった。


ずっと聡くんのことが、あの女(ヒト)のことが頭から離れなかったから。





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