ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
それでも、なんとか周りに合わせようと、笑ってみたけど、上手く笑えていたか分からなかった。


食事が終わり、自分の部屋に引っ込んだあたし。程なくして、お姉ちゃんがやってきた。


「なんか、元気ないよ。どうしたの?」


そう優しく聞かれて、あたしは咳を切ったように泣き出し、聡くんの部屋で起きたことと、あの女(ヒト)のことを花した。


話し終わると、スッキリしたのか、少しだけ気持ちが楽になった気がした。



「どう?落ち着いた?」

「うん。ありがとう、お姉ちゃん。なんか楽になってきた」


「そう、よかった」


お姉ちゃんは、そういうとあたしの頭を優しく撫でると「ねぇ、恵里佳。聡くんのこと、好き?」と聞いた。


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