ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
数分後、近所の公園で待ち合わせることになったあたしと聡くん。
出かけるとき、どこに行くのとお母さんから言われたけど、両手に鞄を持って現れたお姉ちゃんが
「きょうは、うちに泊めさせるね。話したいこと、たくさんあるから」と機転を効かせてくれたお陰でなにも言われなかった。
お母さんにウソついたことや、何も知らずにあたしを公園まで車で送ってくれた先生には申し訳なかったけど
お姉ちゃんの気にしないでいっておいでの言葉に甘えて「どこに行くんだ」と車を降りて駆け出すあたしに声をかける先生をお姉ちゃんに任せて、聡くんが待っている大きな木のしたに向った。
息を切らして木の下の近くに行くと、電球の灯りに照らされた聡くんの姿が見えた。
ゆっくりと近づくと「恵里佳…」と切なげに笑った。
胸がチクンと痛んだ。
出かけるとき、どこに行くのとお母さんから言われたけど、両手に鞄を持って現れたお姉ちゃんが
「きょうは、うちに泊めさせるね。話したいこと、たくさんあるから」と機転を効かせてくれたお陰でなにも言われなかった。
お母さんにウソついたことや、何も知らずにあたしを公園まで車で送ってくれた先生には申し訳なかったけど
お姉ちゃんの気にしないでいっておいでの言葉に甘えて「どこに行くんだ」と車を降りて駆け出すあたしに声をかける先生をお姉ちゃんに任せて、聡くんが待っている大きな木のしたに向った。
息を切らして木の下の近くに行くと、電球の灯りに照らされた聡くんの姿が見えた。
ゆっくりと近づくと「恵里佳…」と切なげに笑った。
胸がチクンと痛んだ。