ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
全部話し終わると、あたしに別れるなら、別れてもいいよと言った。


あたしは、そんな聡くんに何も言えないまま、聡くんに背を向けて歩き出した。

聡くんは、追いかけてこなかった。



トボトボと歩いていくと、先生の車を降りて外で寒そうに両手で腕をさすりながら、あたしを待っているお姉ちゃんと先生の姿が見えた。


瞬間、我慢していた涙が一気に溢れ出して声をあげて泣いた。


涙で霞んだ光景にお姉ちゃん達が駆け寄る姿が見えた。


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