ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~

「どんなって、ただの幼なじみだよ」

それがなに?と答えると「幼なじみなのうぉ~!?」と半オクターブ高い声で聡くんに聞く高橋さん。


聞いたのはあたしじゃなかったっけ?


そんな視線を高橋さんに向けたけど、高橋さんはあたしよりも聡くんに夢中なようで。



「じゃあ、この近くに住んでるの?」


「聡くんってカッコいいから小さい頃頃の聡くんもカッコよかったんだろうなぁ~会ってみたかったなぁ~」


体を少しクネクネしながら、長い睫をバサバサさせた。


大概の男の子は、この仕草にイチコロなんだよね。


あぁ…聡くんもそうなっちゃうのかなぁ。なんて思っていたあたしの予想は…


「お前、邪魔なんだけど」



聡くんの驚くぐらいの冷たい口調で見事に外れた。



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