ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~
「ちょっ!?下ろしてください!!」
ジタバタともがいた。だけど、もがけばもがく程、先生は「騒ぐな、危ないじゃないか」とあたしの体をギュッと強く抱きしめた。
こんなの恥ずかしすぎる!!
「下ろして!!」
「いいから大人しくしろ。今から病院行くぞいいな?」
そう言って、あたしを抱きかかえたまま歩き出した先生。
「ちょっ!?ヤダ!!聡くん…助けて!!」
どんどん小さくなっていく聡くんに手を伸ばして助けを求めたけど抵抗虚しく
呆然としている聡くんを残して、あたしはあっという間に先生の車が止まっている駐車場に連れて行かれた。