月明かりの下で。


「ったく、仲がいいんだか悪いんだか」


 そう。

対等に、振舞う事は出来る。
 
だけど、すぐに他のお客に愛想を振り撒く彼を見ると、全然違う世界のヒトに見える。

楽しそうな、彼。

永遠に、あたしは秋吉の様になれないんだろうな。
           
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