空の色




「俺は一生青空には勝てる気がしない」



どういう事なんだろう?



勝負ごとは強いけど、そういうことじゃないよね?



「はいはい、言ってな」



手を振って自分の席に愛美は戻って行った。





それから一日中空良はご機嫌だった。





と思う。




でも多笠木君に聞くと




「それは堀内の前でだけだよ。俺には本当にひどいから!」



泣きそうだった。




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