空の色
でもそんなことを思っても時間はただ過ぎていくだけで
結局空良が部活に行く前に話しはできなかった
今日このまま帰ることはできない
こんなモヤモヤのまま明日会えるはずがない
よし
女は度胸!
愛美とは学校の玄関で別れて、私はそのままそこで待つことにした
しばらくして
ガヤガヤと男子の騒ぐ声が聞こえる
「お前今日何個もらったんだよ!」
「俺なんか1個ももらえてねーよ」
「こいつなんか呼び出されてさ!」
なんとも楽しそうだ
その中に空良の声はなかった