空の色


角度を変えながら何度も唇を重ねていうちに息ができなくなる


「、ふ」


息をしようと口を開けたとたん、いつもとは違う感触


体もいつの間にか空良に抱きしめられながら壁にもたれかかっていた


いつまでも止まりそうにない


このままでは苦しい


体の力も抜けそうだ


その前に空良の下唇を甘噛みする


そろそろ止めてよ、という意味を込めたつもりで


すると逆効果だったみたいで


キスがさらに深くなってしまった


いつもとは違う空良に戸惑いながらも、こんな空良もたまにはいいかな、なんて思う


でもこんなところでは嫌だ


「、そら、も、う、」


途中角度を変えながらの間に話しかける


すると、私の声を聞いてやっと我に返ったのか今まで激しかったキスが落ち着いた


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