甘えん坊彼女☆


直也side



「・・・、」

さっきからずっと無言状態。

別に俺は会話がなくても平気な方なのだが美羽がソワソワしているのが見ててわかる。

何だか、こっちもソワソワするな・・・


「あ、美羽。」

「なっ、なんでしょう!?」

あー、絶対こいつ緊張してるわ。
分かりやすいねぇ。

「映画なに見る?」

今日は映画にしようと昨日から2人で決めていた。遠くへ出掛けるのもいいがデートいえば映画がぶなんだろう・・・と悠太におしえてもらった。

仕方ないんだ、初デートなんだ。
もうわからないことだらけ、

悠太には随分からかわれたけど、


「直也くんて、恋愛物平気?」

「おう、俺は何でも見るから」

「じゃ、あれにしよう!」


と美羽が、目を輝かせて指差したのは今テレビで話題の純愛映画だった。

「よし、んじゃあ行こうぜ」

うん!と嬉しそうに頷く、ソワソワしてるのも可愛いけどやっぱ笑顔が一番ヤバいなと思う俺は相当美羽にベタぼれだ。



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