王様の、言うとおり



見上げたキングの目は、冷たい。


金魚が……なんて言える空気ではありません。


何も、言わせないような鋭い目。

怒って、る?



怖い。

「何で言った事が守れないんだよ。」



『……ごめんなさい。』


「………。」


『煌、手……、』



「……早く帰れば。」


逸らす事もできなくて、ただキングの目を見ていれば、キングは私にそう言ってまた、左手で破片を集め始めます。


……このまま、キングを置いて帰っても大丈夫なのでしょうか。




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