王様の、言うとおり



「それ、何で?」



「皿。」


「激しいなー……。」


そういう亮平も、こうして傷を作っている俺を見るのは慣れていて。

そこまで驚かない。



……確かにコレはひどい方だと思う。



久しぶりに負った。

「それで元気無かったのか。」



自分で言って、納得されても。



元気があるように見せてたつもりは無かったけど、

何かあったように感付かれる行動、してたっけ?

亮平が人の変化に気付きやすい、からか。



――それよりも。






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