王様の、言うとおり



「さ、行くぞ。」



「どこに。」


「反省会。言えば、夜の集い。」




そんなのいらねーのになぁー、なんて言いつつもシャーペンをポケットに入れ込む亮平。

俺もシャーペンを持って立ち上がる。

本当に勉強をする為に来ているのか分からない。

今日だって勉強した時間よりも海に行った時間の方が多かった。



初日だからか。


ハッキリ言ってダラダラと先生が喋るだけの会に参加したくない。




ここでゆっくりさておきたいのに。




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「いいか、今日は遊ばせてあげたけれど、明日からはみっちりと勉強してこれからー……」



――長い。





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