王様の、言うとおり



後から、いろいろと気になります。



「……やっぱりちょっと嫌?絵美ちゃんが告白するの。」


敷きたてのふわふわな布団の上に転がって、私に聞いてくる奈留ちゃん。



私も、ころんと転がるように布団の上に寝て、

奈留ちゃんの隣に並んでみた。



――嫌?



ポツリ、心の中で呟いて考えてみる。



何を、嫌だと思うの?



分からない。

ただ……。



『嫌って言うか……絵美ちゃん、どれだけ煌の事知ってるのかなって。』





< 363 / 600 >

この作品をシェア

pagetop