王様の、言うとおり
顔を隣へ動かすと、奈留ちゃんからは寝息が聞こえてきて、ぐっすり。
すぐに寝ることが出来て、羨ましいです。
……昔からですが、
こういう所では、全然眠れない。
眠れても、
寝たかどうか分からないくらい浅くて。
早く家に帰りたくなります。
目をギュッと瞑って、無心、になってみますが……。
「はぁ……。」
やっぱり、眠れません。
こんなことを繰り返して、今何時なんだろう?
手探りで、近くに置いていた携帯を持ちます。
開けた瞬間に、眩しい光。