王様の、言うとおり

眩しくて。



思わず目を細めながら待ち受けに表示されている時間を確認すると、２；０４とありました。



もう２時……。


寂しい。



眠れないからってせっかく寝ている奈留ちゃんを起こすわけにはいかないし、



他の部屋にまだ起きている子がいるかもしれないけれど、部屋を抜け出した所を見つかれば怒られる。


それは嫌だ。




どうしようかと……少し、考えて。



奈留ちゃんの方へと携帯の光が当たらないように気を付けながら、私はメールを作成してみました。



To.煌
Sub.無題
――――――――――――

菜月です。
起きてますか？

―――――END―――――