王様の、言うとおり
キングの行く通りに付いていくと、登ったはずの山道は下って。
やっと目的地の学校に着き、安堵の声を出せば、キングに冷めた目で見られました。
「チェックポイントは校内に3つ。さっさと行こ。」
『お、脅かしが出てくるんだよね……?』
「多分。」
忘れていましたが、肝試し。
ここから恐怖を味わう事になります。
足がすくみ、あんまり歩きたくない。でも行かなきゃ終わりません。
キングはそんなのお構いなしに校内へと入りました。
「理科室と音楽室……保健室だって。上から順番に行くか。」
理科室と音楽室って……いかにも何かありそうな。