王様の、言うとおり



――歩きつつもなんか違和感。


「どうかした?」



不審そうに私を見下ろすキングを私は見上げます。



言っていいのかな。こんな事。




合宿から感じていたこと。



『ここに来てから……なんか変。』



「何が?」




『煌が。』



俺?と僅かに瞳を大きく開いて不思議そうな顔を向ける。


『優しくて……。』



ある意味、怖い。




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