王様の、言うとおり
ブランケットをギュッと体に密着させて包むと、
体操座りをして膝に顔をつけるようにして寝る態勢に入ります。
明日の朝御飯は、キングの好きなものにしてあげよ……
なんて思いながら。
【にじゅうよん。
王様と恐怖の一夜】
泣かされるけれど
最後には私のお願い通りに
してくれるから
私はキングの言うことを
聞いてしまうのです
―――次の日。
目を覚ました私は、
壁に寝ていたはずなのにベットに寝ていて。
隣のキングを見た瞬間、
叫んで起こしてしまったキングに怒られました。
(なんでここにっ?
なんで隣に煌が……。)
(うるさい。)