レーザービーム【ほのB】
バタンと、ドアが閉まった。

……んっ?

「で、何が誤解だと?」

ニヤリと笑いながらドアのカギをかけられる。

「えっと…」

そうだ、さっき彼女さんに言ったんだ。

「俺と一緒にいることが嫌だとでも言いたいのか?

んっ?」

気がつけば、後ろにドア。

前には真鶴さん。

両サイドには彼の腕。

今度は別の意味でヤな状況になってしまった。

と言うか、逃げられない…。

真鶴さんは退いてくれないと思うし、第一力の差が…。

「そう言う訳ではなくて、その…彼女さんが…」

頭を働かせて考える。
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