レーザービーム【ほのB】
いや、イケメンな真鶴さんだから何でも似合う。

現に今のラフな格好だって、よく似合ってるし。

モデルだってウソついても誰も疑わないと思う。

「まあ、そう言われても仕方ないだろうな。

柔道やってたって言う経歴もあるし、言われても仕方あるまい」

真鶴さんはふうっと息を吐くと、
「他には?」

聞いてきた。

「…もうありませんが」

「本当か?」

やっぱり、悪いことはできない。

「何で料理が上手なんですか?」

僕が聞くと、
「自炊すれば誰だってうまくなる」

言わなきゃよかった。
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